雑記 作業でつかうマスクをウィルス対策で買わないで!
まあ今回は雑記で。
ここ最近使い捨てマスクが売られてないのが地味に怖い。
一応自分は小さいサイズで問題ないのでストックはあるのですが、この商品不足がいつまで続く中と思うとね。
この前ヤフーさんのニュース記事で作業者のひとが粉塵マスクを買えないという記事を見た。
どうやら紙マスクを買えない人が代用に買っているらしい。
実際近くのナフコでもその辺の在庫がないからそうなんだろうね。
ですが、、、あえて言います。
「粉塵マスクはウィルス対策で買うな!」
いやマジで。
作業者からすると迷惑以外なんでもない。
そもそもガーゼとゴム紐、針、糸があればガーゼマスクはつくれる。
それを6~8個作っておき、1個ずつジッパー付きの袋に保管。
通勤通学の行きで1個、帰りで1個で1日2回。
帰ったら漂白剤→洗剤で洗うのをすれば十分サイクルできるはずである。
マスクは使い捨てが当然とかいう概念を捨てて欲しいなぁと。
なんで粉塵マスクをウィルス対策で使わないで欲しいかというと。
粉塵マスクは埃よりももっと小さい微粒子を吸うのを防ぐ専用のマスク。
これは溶接や解体現場などで発生する粉塵なのです。
この粉塵を吸うとどうなるか?
短い期間であれば影響は出にくいのですが、仕事上長い年月をかけてちょっとずつその粉塵が肺に蓄積されていきます。
その粉塵は排出されず肺の中で定着するため呼吸に悪影響が出るのです。
塵肺っていう病気ですね。
これは治療は不可能です。
発症したら残りの人生苦しい思いをして生きていく形になります。
なので作業者は粉塵マスクを使い吸うのを防がないといけないです。
これは法律で会社にも塵肺を防ぐようにするよう義務がありますし、社員もそれに従う義務があります。
決まった業者が毎回納品する企業であればいいのですが、ホームセンターに毎回買いに行く中小企業もあります。
そう言った人達が粉塵マスクを買えないのです!
なのでもう一度言います!
「粉塵マスクはウィルス対策で買うな!」と。
参考までに私が溶接で使った粉塵マスクの写真を張ります。
段々黒ずんでいくのがわかると思います。
実際マスク無しだと2時間でも鼻の中が黒い粉が付きます(;^_^A
溶接で粉がでるの?と考える人がいると思うので蛇足までに説明。
溶接の際煙が出るのですが、これ実は油や金属の蒸発したものです。
溶接をするときは基本換気扇やダクトからそういった煙は排出するのですがやはり吸い込んだり、残る煙という物があります。
煙が見えなくなってもある程度拡散した粉塵は非常に軽く(無風時8時間でやっと1m落ちるぐらい)普通の呼吸で吸い込んじゃいます。
なので粉塵マスクが作業者にとっての必須アイテムなのです!
なので最後にお願いです!
紙マスクが買えないならガーゼマスクを使って、粉塵マスクは使わないようにお願いします!
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